スカイアースGKの曵地さん、地域おこし協力隊に 音更
【音更】社会人サッカーチームの「北海道十勝スカイアース」に今季加入した元Jリーガーの曵地裕哉さん(29)=札幌市出身=が、1日付で町地域おこし協力隊に採用された。身長は193センチで、町職員の中で最も高いという。サッカーのポジションがゴールキーパーとあって、「町民の皆さまの心もキャッチしたい」と張り切っている。
曵地さんは、小野幌小、厚別中、厚別高卒。コンサドーレ札幌U-18からトップチームに昇格し、コンサドーレ札幌でJリーグデビューを果たした。愛媛FC(J2)、鈴鹿アンリミテッドFC(東海リーグ1部)、ヴィアティン三重(JFL)を経て、北海道十勝スカイアースに移籍した。
妻の実家が帯広で、十勝と縁があったことも決め手に。職を探す上では「北海道を盛り上げたい」との思いが強く、チームの紹介もあって応募した。
配属先は教育部スポーツ課で、町が初めて採用した「スポーツコーディネーター」を担う。具体的な業務として、新たなスポーツ活動の企画、健康の保持・増進につながる生涯スポーツのきっかけづくり、町スポーツ協会といった各種団体との連絡調整、総合型地域スポーツクラブへの支援などを行っていく。「町民にとってもアスリートとの交流は大きな刺激になる。積極的に外に飛び出してほしい」(同課)と期待する。
曵地さんは大の温泉好きで、早くもモール温泉のとりこに。「十勝川温泉に足を運んだりし、音更について深く知りたい」と勉強熱心で、「今後はサッカーに限らず、多種多様なスポーツイベントを企画しながら盛り上げていきたい」と意気込んでいる。(小縣大輝)