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十勝川温泉がファミリー部門1位 温泉総選挙 ぬかびらは特別賞

賞状を持つ(左から)池田主事、ガーデンスパ十勝川温泉の山岡しのぶ支配人

 【音更・上士幌】全国の温泉地をインターネット投票などで順位付けする「温泉総選挙2019」で、音更町の十勝川温泉がファミリー部門で1位、上士幌町のぬかびら源泉郷が特別賞に当たるおもてなし賞に輝いた。新型コロナウイルスの感染拡大で客足が遠のく中、関係者の間でも明るい話題となりそうだ。

 民間組織「旅して日本プロジェクト」の主催で、今回で4回目。「温泉で元気に、温泉を元気に!」をキャッチフレーズに、より多くの人に温泉地のさまざまな情報を提供し、足を運んでもらうのが狙い。

 「リフレッシュ」「ファミリー」など九つの部門ごとに全国の温泉地が応募し、昨年9月2日から12月20日までの期間中、19万9766票が寄せられた。

 また、得票数で順位を決める部門ごとの表彰とは別に特別賞があり、顕著な取り組みやユニークな試みなどを実施する温泉地を選考委員会が独自に選出した。

「なつぞら」放映 知名度が高まる 十勝川温泉
 十勝川温泉は、10カ所がエントリーしたファミリー部門で3976票を獲得し、2位の奥軽井沢温泉(群馬県嬬恋村)に約1000票差をつけて1位に輝いた。総選挙の特設サイトにも「美肌の湯!入るとお肌がすべすべに!」「十勝のモール温泉が大好きです」などといったコメントが書き込まれている。

 十勝川温泉は前回の総選挙でも、地震による影響を逆手に取り、「元気ないです」とうたったユニークなポスターで審査員特別賞を受賞した。今回の申請に携わった音更町商工観光課観光係の池田久美主事は「ガーデンスパを含め、今後も多くの家族に足を運んでもらえれば」と話す。

 町十勝川温泉観光協会の窪浩政事務局次長も「ポスター効果もあると思うが、(NHK連続テレビ小説の)『なつぞら』の放映で認知度が高まった。価値ある賞で、素直にうれしい」と今回の受賞を喜んでいる。

おもてなし賞の賞状を手にする蟹谷さん

地域一丸での観光地づくり ぬかびら源泉郷
 一方、おもてなし賞に選ばれたぬかびら源泉郷は、新たな温泉地の楽しみ方の提案やPR活動、地域一丸となっての観光地づくりなどを展開している点が高く評価された。

 前回のリフレッシュ部門1位に続いての受賞で、ぬかびら源泉郷旅館組合長の蟹谷吉弘さんは「小さな温泉地で、地域全体でもてなそうということが評価され非常にうれしい」と話している。

 東京都内で9日に予定していた表彰式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となった。(小縣大輝、平田幸嗣)

関連写真

  • (左から)賞状を手にする池田主事、十勝川温泉のキャラクター「モ~るちゃん」をPRするガーデンスパ十勝川温泉の山岡しのぶ支配人

    (左から)賞状を手にする池田主事、十勝川温泉のキャラクター「モ~るちゃん」をPRするガーデンスパ十勝川温泉の山岡しのぶ支配人

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