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道カクテルコンペティション 内田さんが総合準優勝

初出場で高い評価を受け、さらなる精進に励む内田さん

 全道のバーテンダーが腕を競う「第28回網走オリジナルカクテルコンペティション」で、帯広市内のバー「FLAIR BAR Jester(フレアバージェスター)」に勤める内田栞さん(22)が総合準優勝に輝いた。課題と創作の二つのカクテルの味や技術が高く評価された。

 大会は1月、網走市で開催。道内各支部代表の7人が出場し、完成までの流れや味、技術などが総合的に審査された。

 内田さんは恵庭市出身で、高校卒業後に恵庭市や新千歳空港のバーで勤務。ボトルやシェーカーなどを投げたり回したりしてカクテルを作るフレアバーテンダーを志し、2018年から十勝唯一のフレアバーとなる同店で腕を磨いている。

総合準優勝に輝いたカクテル「Memory Lane」

 バーテンダー歴は4年目で最年少での出場ながらも、目分量で規定の分量を量って作る課題カクテル部門は優勝。創作カクテル部門ではジンベースにパイン、キャラメルシロップなどを加えた「Memory Lane(昔懐かしい話)」を作った。内田さんは「キャラメルとパインを足したら栗のようなほっこりした甘さになる。黄色の色みで、懐かしくなるような思い出を表現した」と味と見た目の両方にこだわった。

 ベストテクニカル部門賞を受賞し、総合では準優勝に輝いた。6月には別の全国大会(東京)に出場予定で、「シェークの長さ、振り方…少し変わると味が変わり奥深い。全国へ向けて頑張って練習したい」と話している。課題と創作のカクテルは同店で注文できる。(松田亜弓)

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