「ハピまん」の累計販売個数が10万個を突破 音更
【音更】JA木野(清都善章組合長)の子会社が運営するハピオ(音更町木野大通西7、石田晴久店長)の看板商品「ハピまん(チーズ)」の売り上げが、昨年4月4日の販売から累計で10万個を突破した。ほんのり甘い皮と伸びるチーズの食感が人気を呼び、改良も加えて売り上げを伸ばした。
数種類の十勝産と欧州産をブレンドしたチーズを、十勝産小麦100%の皮で包んだオリジナル商品。初日から4日間で計2000個を販売、その後はメディアにも取り上げられ、人気に拍車が掛かった。
「とかちマルシェ」などのイベントにも出品、町ふるさと納税の返礼品やホクレングリーンネットショップのラインアップにも加わり、遠くは福岡や鹿児島からも引き合いがあった。
累計の販売個数は昨年12月末で10万個に上り、現在の売り上げは月平均1万2000個となっている。
大ヒットの裏には、商品改良の努力も。皮は冷めるとぱさつくことから水あめを加えてしっとり感を出したほか、蒸し器を使った食べ方など購入客から寄せられた声をパッケージ裏で紹介した。
製造を手掛ける東洋食肉販売十勝事業所(帯広市)も製造能力を、1日当たり500~600個から1200個に倍増。同所の山口朋哲上級リーダーは「これほど売れるとは思わなかった。反響があったことで、より良い製造効率を見いだせた」と語る。
ハピオでは「中華まんの日」の25日、サービスカウンター前に特設コーナーを開設しハピまんをPR。同店の赤間宏店長補佐は「音更町民(昨年12月末時点で4万4342人)が1人につき2個食べた計算。十勝に住む人全員に食べてほしい」と笑顔で話している。
1袋298円。3分の1サイズ8個入りは1袋980円。JR帯広駅エスタ東館2階の「とかち物産センター」でも取り扱っている。(小縣大輝)