役場の加地さん信州そば打ち名人に 新得
【新得】「第13回信州そば打ち名人戦」(10月、長野県松本市)で、新得蕎麦倶楽部(吉村学会長、会員23人)会員の加地豪さん(57)=町施設課職員=が最高位の「名人」(農林水産大臣賞)の称号を獲得した。十勝管内からの最高位は初めて。
大会は信州・松本そば祭り実行委の主催で10月13日に開催。県内外から集まった21人の腕自慢が技を競った。県内で育成された品種「信州ひすいそば」を使い、そば粉100グラムの「九一そば」を打った。
予選を勝ち抜いた10人が決勝に進み、こね、のし、切りの技術の他、打ったそばの食味、整理整頓の状況も加味して順位を決めた。名人獲得は道内から2人目という。
加地さんはそば打ち歴25年。栄えある賞に「職場や地域の理解と協力に感謝したい」と語る。6日に受賞の報告を受けた浜田正利町長は「さらに、そば打ちの技術レベルを高め、そばの町新得をPRしてほしい」と激励した。(佐々木健通信員)