十勝チーズ、東京で食べ比べ 十勝総合振興局
【東京】十勝総合振興局は11日、都内の飲食店「お取り寄せダイニング十勝屋」で、十勝チーズのPRイベントを開いた。参加者は個性豊かなチーズの食べ比べなどを通し、チーズ王国・十勝の魅力を満喫した。
同振興局が単独で、都内でチーズ関連のイベントを開くのは初。「チーズの日」(11月11日)に合わせて実施した。
十勝にある39チーズ工房のうち、20工房のチーズ52種類を提供。参加者はカマンベールやゴーダなどを食べ比べ、チーズの立体陳列も注目を集めた。また、チーズに合う十勝や北海道などのワインも並んだ。
広内エゾリスの谷チーズ社(新得)の寺尾智也代表、チーズ専門サロンを主宰する村松綾子さん(横浜)が十勝チーズの特徴を解説。村松さんは「十勝は工房の数が多く、横の連携がしっかりしている。工房を担う若い世代が増え、製造レベルも上がりつつある」と話した。参加した横浜市の会社役員加藤明彦さん(72)は「チーズの本場ヨーロッパに匹敵する味」と笑顔だった。
同振興局の三井真局長は「イベントを機に、おいしいチーズとワインを味わいに十勝を訪れてほしい」と期待を寄せた。(池谷智仁)