人間ばん馬で熱戦 とかちばん馬まつり
鉄そりを引きゴールを目指す「ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ」が6日、市内の帯広競馬場本コースで開かれた。決勝戦では帯広市のチーム「だはんで2019」が、昨年の王者「2代目留ん馬」(留萌市)を最後の直線で抜き、優勝賞金88万円を獲得した。
5日から開かれた「とかちばん馬まつり」(帯広商工会議所青年部主催)の目玉イベント。管内外から29チームが出場した。
競技はスタートから110メートルを騎手が走り、後半90メートルは引き手5人が騎手を乗せた鉄そり約150キロ(決勝は180キロ)を引いてゴールを目指す。決勝は予選を勝ち抜いた5チームが熱戦を繰り広げた。
出場3回目で初の栄冠を手にした「だはんで2019」の吉田昌利さん(41)は「勝因は団結力。昨年は2位だったのでリベンジできてうれしい」と喜びをかみしめた。
レースには帯広市の姉妹都市静岡県松崎町と帯広市の合同チームも参戦した。惜しくも予選レースで敗退したが、松崎町の鈴木悟さんは「完走できたのですがすがしい気持ち」と話していた。(沖田唯可)