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児童も一緒に酒米を刈り取り とかち酒文化再現プロジェクト

たわわに実った稲穂を手作業で収穫する下士幌小の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

 【音更】地酒「十勝晴れ」の原料となる酒米「彗星(すいせい)」の収穫が26日、十勝川温泉の水田で行われた。近隣の下士幌小学校(舘田真校長、児童39人)の子どもらが鎌で稲を刈り取り、収穫の喜びを味わった。

 帯広信用金庫などが取り組む「とかち酒文化再現プロジェクト」の活動。白木祐一さん(75)の水田で取り組み、今年で9シーズン目を迎えた。5月に下士幌小の児童やプロジェクト関係者らで苗を植え、2・64ヘクタールに作付けした。

 収穫は台風17号の影響を避け、20日に大半の稲を農機で刈り取った。26日は午前9時から、残りの稲を同校の5、6年生12人とプロジェクト関係者が鎌で1本ずつ収穫した。昨年に続き参加した6年生の和田健太郎君(12)は「お米の幅が去年より大きく感じられた。自分で植えたものが大きくなったのを見られてよかった」と話した。

 今夏は6、7月に低温に見舞われたものの8月の高温に助けられ、穂数は基準値の1平方メートル当たり500本を超える540本を数えた。白木さんは「米作りには夏の暑さが欠かせない。あとはお酒の出来上がりを待つだけ」と達成感をのぞかせた。

 酒米は田中酒造(小樽)で12月から仕込み、来年2月4日に純米吟醸として発売する予定。(本田龍之介)

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  • たわわに実った稲穂を手作業で収穫していく下士幌小学校の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

    たわわに実った稲穂を手作業で収穫していく下士幌小学校の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

  • たわわに実った稲穂を手作業で収穫していく下士幌小学校の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

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  • たわわに実った稲穂を手作業で収穫していく下士幌小学校の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

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  • たわわに実った稲穂を手作業で収穫する下士幌小の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

    たわわに実った稲穂を手作業で収穫する下士幌小の児童(26日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

  • 鎌を使い稲を刈り笑顔をみせる下士幌小学校の児童(26日午前9時20分ごろ、新井拓海撮影)

    鎌を使い稲を刈り笑顔をみせる下士幌小学校の児童(26日午前9時20分ごろ、新井拓海撮影)

  • 白木さんから稲の刈り方の説明を受ける下士幌小学校の児童ら(26日午前9時20分ごろ、新井拓海撮影)

    白木さんから稲の刈り方の説明を受ける下士幌小学校の児童ら(26日午前9時20分ごろ、新井拓海撮影)

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