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開かれた病院づくりに一歩 来月、芽室病院まつり

経営改革に取り組む公立芽室病院

 【芽室】公立芽室病院(小窪正樹院長)主催の「第1回病院まつり」が10月5日午前11時から、同病院(東4ノ3)1階フロアで開かれる。楽しいイベントを通じて住民と交流を図ることを目的に初めて企画した。自治体病院として厳しい経営が続く中、「地域に開かれた親しまれる病院」を目指すことで、経営改革・改善につなげたい考え。

 芽室病院は昨年度まで、7期連続の赤字決算となっている。まつりは「病院経営の再生」「経営の安定化」「PR・広報活動の強化」を3本柱に、地域と医療の結びつきを強める「アクション・プラン15」の一環で、病院職員による実行委員会を組織した。この他にも、地域医療講演会を開いたり、休診していた内科の午後診療を医師の増員で再開するなど、診療体制を強化している。

初開催のまつりをPRする公立芽室病院の看護師

 まつりは「もっと身近に」をテーマに、白衣を着て記念撮影ができる「なりきりドクター&ナース」、チョコレートを使って薬ができる過程を体験する「おくすり調剤体験」、電気メスを扱う「手術疑似体験」(中学・高校生対象、予約制)など、ユニークな関連イベントを用意している。

 さらに、医師や栄養士、薬剤師らが対応する「無料健康相談」「骨粗しょう症ミニ講座」、血管年齢・血糖値などを測定する「健康チェック」を予定。小児科の木田和宏医師による切り絵教室、元芽室町職員の加藤光幸さんによるマジックショーも行われる。

 駐車場にはキッチンカー3台も集合。クレープやタピオカドリンク、たこ焼き、キーマカレーなどを販売する。

 午後3時まで。入場無料。同病院の西科純事務局長は「普段は足を運ぶ機会がない人にも、気軽に遊びに来てほしい」と来場を呼び掛けている。問い合わせは芽室病院(0155・62・2811)へ。(小寺泰介)

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