海鮮丼や本マグロなど格安で 市場まつりにぎわう
帯広地方卸売市場(高橋正行社長)で25日、「市場まつり」が開かれた。特選海鮮丼や本マグロ、地場野菜などが格安で販売され、買い物客でにぎわった。
同市場と同市場買受人組合(黒川義雄組合長、68人)の主催。「十勝の台所」を消費者にも身近に感じてもらおうと、長年実施してきた。6年前に中断し、昨年復活した。
人気は前年もすぐに完売した特選海鮮丼。今年はイクラ丼、うな丼を加えて種類を増やし、食数も約3倍にしたが、1時間で計800食が完売した。本マグロ赤身が1パック1500円、JAの協力でハクサイ1玉100円など「かなりの大特価」(同市場)で提供され、人であふれた。
海鮮丼を頬張った神田怜夢君(幕別札内南小6年)は「これが食べたくて朝早く並んだ。本当においしい」と笑顔。父で会社員の慎介さん(39)も「息子は普段少食だが、もりもり食べている」と話した。
帯広物産協会の会員店舗が多数出展するなど、グルメエリアや飲食スペースを昨年より広げ、来場者はゆったりと食事を楽しんだ。競りの体験や池田高のダンプレ披露、パトカーや農機具などの展示もあった。(佐藤いづみ)