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名古屋季節運航 なつぞらジェットでスタート 観光客多く搭乗率80%期待

空港ターミナルビル職員らの出迎えを受ける名古屋線搭乗客

 日本航空(JAL)の帯広-中部国際空港(名古屋)線の今年度の季節運航が2日始まり、名古屋からの初便がとかち帯広空港に到着した。今年はNHK連続テレビ小説「なつぞら」の放送で観光利用が多くなる見通しで、搭乗率80%回復が期待されている。

 名古屋線季節運航は6年目。8月の1カ月間運航しており、今年は日・月・水・金曜に1日1往復する。

 JAL帯広支店によると今年は観光ツアーの団体予約が多いという。昨年は搭乗率が初めて8割を切り、77・5%だったが、今年の予約率はすでに78・2%。同支店は「目標の80%を超えられそう」と期待する。

 2日の初便は、機体に広瀬すずさんが描かれた「なつぞらジェット」で、ほぼ満席の162人が帯広に降り立った。とかち帯広空港の到着ゲートではJALや帯広市、空港ターミナルビルの職員が「おびひろ極上水」と観光パンフレットを配布して出迎えた。

 家族で搭乗した名古屋市の小学1年生、小野寺花音(かのん)さんは、十勝の祖父母の出迎えに笑顔を見せ「十勝川温泉や魚釣りが楽しみ」と話していた。

 使用機材はボーイング737(165席)。名古屋の出発時刻は午前11時10分、到着が午後0時55分。折り返しの帯広発が午後2時10分で到着が午後4時。同支店によると、なつぞらの特別塗装機で運航する機会が多くなる予定。(伊藤亮太)

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