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MOMO4号機緊急停止、打ち上げは27日以降に 大樹

会見で緊急停止に至った状況を説明する稲川社長(左)と堀江氏(20日、塩原真撮影)

 【大樹】町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は20日午後、浜大樹の実験場で宇宙観測ロケット「MOMO(モモ)」4号機の打ち上げを試みたが、機体に不具合が生じて直前に緊急停止し、この日の打ち上げを取りやめた。原因究明を進めた上で、数日中に、予備日の27、28日に打ち上げができるかどうか判断する。

 記者会見した稲川社長によると、燃焼ガスを噴射して機体の姿勢制御を行う装置に異常な数値を計測。予定していた午後4時40分の打ち上げ1・5秒前に自動で緊急停止した。通常は15気圧ほどまで高まるガス燃焼器の圧力が5気圧前後だったと説明した。

 この日は早朝に立ち上げた機体が夕方まで雨や濃霧にさらされたが、稲川社長は「雨や湿度由来の水分だけが原因とは考えにくい。早急に原因を探り、対策を施したい」と述べた。

 5月4日に打ち上げた3号機が宇宙空間(高度100キロ以上)に到達しているだけに、創業者の堀江貴文氏は「連続成功のための正念場。なんとか予定期間で打ち上げたい」と語った。

 記者会見には酒森正人町長やスポンサー企業の代表らも出席し、「打ち上げの成功を期待したい」などと話した。(松村智裕)

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    会見で緊急停止に至った状況を説明する稲川社長(左)と堀江氏(20日午後7時すぎ、塩原真撮影)

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  • 会見で緊急停止に至った状況を説明する稲川社長(左)と堀江氏(20日、塩原真撮影)

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