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神田日勝記念美術館が入館55万人達成 鹿追

松本副町長(右)から記念品を受け取る富永さん(中央)。左は妻の典子さん(神田日勝記念美術館提供)

 【鹿追】神田日勝記念美術館(小林潤館長)で6月29日、開館以来の入館者数が55万人に達し、節目の来館者に町から記念品が贈られた。

 同館は1993年に開館。当初は4年で20万人を突破したが、来館者は減少傾向にあり、その後の10万人ごとの集客にかかった年数は3年、5年、9年と伸びていた。近年は年間7000人程度が訪れている。

 2013年8月に50万人に到達し、同館は来年2月ごろに55万人に達すると見込んでいたが、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の効果で大幅に前倒しとなった。

 節目の55万人目は、新潟県から夫婦で旅行で訪れた富永達史さん(67)。「『なつぞら』も見ていて、ゆかりの地でもあったので来ることができてうれしい」と話した。

 富永さんには松本新吾副町長から、画集やクリアファイルなどが贈られた。後日、町の特産品も送付される予定。松本副町長は「今年は特に『なつぞら』の影響で多くの方々に日勝の作品を見ていただく機会が増え、画業の顕彰につながったと思う」としている。(丹羽恭太)

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