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上士幌コンシェルジュが商品開発 ケチャップなど販売へ

開発した商品をPRする(左から)村上さん、波多野さん、寺田さん

 【上士幌】NPO法人上士幌コンシェルジュが食品の商品開発に力を入れている。第1弾として和風ドレッシングとトマトケチャップを開発。町上音更地区の旧豊岡小を改装した地域交流や6次産業化の拠点施設「豊岡ヴィレッジ」の調理室で製造した。この他にも現在開発中の食品が複数あり、豊岡ブランドとして販売していく考えだ。

 上士幌コンシェルジュは官民連携による移住促進を目的に2010年に発足。町から委託を受け、ふるさと納税の返礼品発送や移住の相談業務などを行うほか、食品の商品開発にも取り組んできた。

 商品のレシピは、コンシェルジュのアルバイト従業員村上美和子さん(63)と寺田聡美さん(34)が担当。「身近にある食品を良質な素材で作る」をコンセプトに、ドレッシングは丸大豆100%のしょうゆや純米酢、カロリーが少ないグレープシードオイルなどを使用。ケチャップも湯むきしたトマトを焦がさないよう丁寧に煮詰めて製造した。

 商品のラベルをデザインしたのは、販売推進担当マネジャーの波多野智子さん(36)。ネットサイトで情報収集しながら目に付きやすさや手に取りやすさなどを意識した。「豊岡」の字体が丸みを帯び、親しみやすさが感じられる柔らかいタッチが特徴だ。

 今回の商品には地場食材は使用していないが、今後は豊岡ヴィレッジの畑で栽培している作物や町の特産品をふんだんに取り入れていく考え。ジャガイモを使ったクッキーやバジルペーストなど20種類近いレシピの開発を現在進めている。

 3人は「子どもからお年寄りまで食べやすい味付けに仕上がった。ぜひ味わって」と呼び掛けている。

 商品価格はドレッシングが380円、ケチャップが350円。かみしほろ情報館や8、9日に豊岡ヴィレッジで開催されるイベントでも販売する。問い合わせはかみしほろ情報館(01564・2・3993)へ。(安倍諒)

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