上幌内小で羊の毛刈り体験 鹿追
【鹿追】上幌内小学校(稲葉珠樹校長、児童12人)で22日、飼育している羊の毛刈りが行われた。
命の尊さを学ぶため羊を飼育しており、現在は親羊3頭と2月に生まれた子羊3頭がいる。公務補の中尾英二さんの指導で、シロ(7歳)、メイ(5歳)、サクラ(3歳)の毛を刈った。
4年生以下ははさみで、5、6年生はバリカンで、約10センチに伸びた冬毛を刈り取った。恐る恐る作業する児童がいる一方、上手にバリカンを扱う子も。6年生の山口空君は「今年も一生懸命世話をしたい」と話した。
1頭から約3キロ取れた羊毛は、ごみ取りや洗浄して加工に利用したり、町内の羊毛サークルに販売したりする。稲葉校長は「羊は学校の宝物として、通年で特色ある教育を進めたい」と抱負を述べた。(大井基寛通信員)