哺乳や搾乳を体験 幕別で農業体験塾
【幕別】町主催の「農業体験塾」が18日、町南勢の田村牧場(田村寛興代表)などで開かれ、小学生が搾乳体験や子牛との触れ合いを楽しんだ。
町の基幹産業である農業を身近に感じ、農業と食料の関わりに理解を深めてもらおうと、町内の小・中学生を対象に毎年開催している。
小学1~6年生の13人と保護者が参加。ホルスタインなど約390頭を飼育する田村牧場では、子牛にミルクを与えたり、聴診器で牛の心音を聞いたりした他、この日の朝に生まれたばかりで、保温器で毛を乾かす子牛の姿も見学した。搾乳体験では最初は少し苦戦した子も乳が出るとうれしそうにしていた。
札内南小3年の佐藤颯介君(8)は「子牛に指を吸われた」と笑顔を見せ、母親の恵理子さん(38)は「牛と触れ合う機会がなかなかないのでいい体験ができました」と話していた。田村代表は「毎年参加して、学んだことを模造紙にまとめてくれた子もいる。本当にうれしい」と感激していた。
続いて、ふるさと味覚工房でプリン作りを楽しみ、町農業試験ほ場でエダマメとトウモロコシの種まきを体験した。次回は9月に収穫体験と農作物の試食を行う。(澤村真理子)