戴帽式で誓い新たに 帯広看護専門学校
北海道社会事業協会帯広看護専門学校(阿部厚憲学校長)の第27回戴帽式が16日、帯広市民文化ホールで開かれた。近く始まる臨床現場での実習を前に、2年生(第27期生)30人がナースキャップを授けられ、患者に寄り添う看護師になるために全力を尽くすことを誓った。
式には在校生や保護者ら約140人が出席。阿部学校長は式辞で「皆さんが充実した実習を受け、再来年の春に同僚として医療現場で活躍してくれることを期待している」と言葉を贈った。
道社会事業協会の田所亮一看護局長は「現在はデジタルなコミュニケーションツールが発達し、待たされることがなくなったが、医療の現場では待つことも多い。患者さんの言葉を待つことに慣れ、良い関係を築いて」と祝辞を述べた。
戴帽生はキャンドルサービスの後、「私たちは看護を学べることに感謝します。患者一人ひとり、その人らしさを尊重した看護を志します」と誓いの言葉を述べた。(奥野秀康)