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馬車BAR本運行開始 帯広

北の屋台を通る「馬車BAR」。歩行者も珍しさに見入っていた(金野和彦撮影)

 夜の帯広市内中心部を周遊する「馬車BAR」の本運行が、22日午後6時にスタートした。乗客は「パッカ、パッカ」という馬の蹄(ひづめ)の音を聞きながら、ビール片手に街の風景を楽しんだ。

 十勝シティデザイン(帯広、坂口琴美社長)が、中心市街地活性化や観光振興を目的に事業化。元ばんえい競走馬が馬車を引き、ばんえい競馬の元厩務(きゅうむ)員が運転を担当する。1月の事業発表から試験運行など準備を重ねてきた。

 同社が運営するホテル・ヌプカ(西2南10)前が発着点。北の屋台がある西1条通から広小路、平原通を通過、北の屋台前から西3条などを回って戻る。時速2キロ、約50分間。馬車は2階建てで18人乗り。

おしゃれな馬車で乾杯する招待者ら(金野和彦撮影)

 第1便は約20人を招待。セレモニーでは創業者の柏尾哲哉さんと坂口社長が事業概要を説明、来賓の三井真十勝総合振興局長と杉山輝子市商店街振興組合連合会理事長が祝辞を述べた。

 午後6時20分すぎに出発した馬車は途中、北の屋台で休憩。馬にニンジンを与えることができ、子どもたちは大喜びだった。ニンジンを20キロ寄贈した市民グループ「縁側サミット」代表の吉方朱美さん(71)は「蹄の音に風情がある。知らない者同士でも景色を見ると会話が弾む」と話していた。第2便には一般客が4人ほど利用した。

 柏尾さんは「定着まで時間はかかるかもしれないが、しっかり続けたい」と話していた。同社の「旅の始まりのビール」や放牧牛乳(足寄・ありがとう牧場)など1ドリンクとおつまみ付き、1人・3000円。運行は月、火、金、土曜日。1日3便体制(午後6時、同7時、同8時)。

 予約は公式サイト(https://bashabar.com/)から。当日3時間前からヌプカに行けば乗車できる。(佐藤いづみ)

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