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陸別ファン増加中 ファンクラブが盛況

新デザインの会員カードと限定カレンダーを手にする日向さん

 【陸別】陸別ファンが増加中-。町外在住者の「陸別友好町民の会」の会員数が昨年度、14年ぶりに400人を超えた。日本一の寒さや鉄道遺産など、陸別の知名度の高まりが表れた形で、今年度も1日現在、既に前年を上回る200人の応募がある。同会ではより多くの応援団を増やそうと、会員カードや限定カレンダーのデザインも一新した。

 陸別友好町民の会は、町長を会長に1998年度に発足した、言わば「ファンクラブ」。町外の陸別ゆかりの人や陸別を応援する人を対象に、年度ごとに会員を募ってきた。昨年度までの加入者は累計2350人。延べ7500人に上る。

 年会費は1000円。会員カード、特製カレンダー、情報紙が送られ、銀河の森コテージ村の利用割引、銀河の森天文台や関寛斎資料館への入館無料、特別価格での日産レンタカー使用-といった特典も。

 発足の98年度は最多593人を記録し、以降2004年度(450人)までは400人を超えていたが、その後は減少。200人台の停滞期を経た17年度、11年ぶりに300人台となり、昨年度は402人に到達した。

 事務局を務める町の地域おこし協力隊の日向優さんは「陸別が知られてきたのでは」と話す。

 東京や札幌のふるさと会でのPRのほか、日本一寒い町・陸別を証明した論文(16年11月発行)、旧銀河線の運転体験、星やオーロラをイメージする銀河の森天文台などの影響が大きいと推察する。

 今年度もさらに陸別ファンを獲得しようと、日向さん自らの手で、会員カードと限定カレンダー(非売品)のデザインを変更。「子どもも楽しめる」ことを念頭に、町のキャラクター「しばれ君」「つららちゃん」をあしらった。

 問い合わせは役場総務課内の同会事務局(0156・27・2141)へ。(木村仁根)

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