よつ葉見学施設リニューアル
【音更】よつ葉乳業(札幌)は29日、町内にある十勝主管工場の見学施設「おいしさまっすぐ館」をリニューアルオープンする。牧場を模した展示スペースを新設、インタビュー映像で酪農家の思いも紹介し、生産から乳製品製造まで広く酪農を学べる施設になっている。26日に関係者向けの内覧会が開かれた。
おいしさまっすぐ館は、2012年に開館。同社では道内唯一の見学施設で、校外学習などで年間1万人が来場している。生産現場の機械化や同社商品の進歩など、環境の変化を受けてリニューアルした。
新設の展示スペース「しあわせファーム」は人工芝や柵、牛の実物大パネルなどを設けて牧場をイメージしている。酪農家の仕事や牛の生態などを「Q&A」形式で解説、牧草やサイレージも並べている。
牛乳、バター工場にはモニターを設置し、稼働していない時間帯でも製造の様子が分かるようにした。外国人観光客の見学が増えていることを踏まえて、展示物には英語表記も付けた。エントランスではSNS投稿用に牧草ロールのパネルなどを用意している。
同社総務広報グループの東原輝昭部長は「十勝を含め、国内外から多くの方に来てもらいたい」と話していた。
見学は無料。1日3回(午前10時、午後1時半、同3時)実施する。電話での事前予約制。申し込みは同工場(0155・42・2121)へ。(伊藤亮太)