ホクショウマサル20連勝 ばんえい史上初
ばんえい十勝のホクショウマサル(牡8歳)は16日の第11レースで1着となり、ばんえい競馬史上初の20連勝を達成した。記録更新は1999年以来、20年ぶり。
ホクショウマサルは坂本東一厩舎(きゅうしゃ)の所属。2013年5月にデビューし、14年にはイレネー記念とばんえいダービーの2重賞に勝ち、世代トップクラスの実力を示していた。その後、成績は思うように伸びず、呼吸が苦しくなる喉鳴りの手術を実施。長期休養明けの18年7月以降、連勝を続けている。通算成績は88戦30勝。
16日のレースで単勝オッズ1・0倍の圧倒的な支持を受けたホクショウマサルは、2着に15秒以上の大差をつけて圧勝した。阿部武臣騎手は「プレッシャーは大きかったが、20連勝はうれしく、ほっとしている。手術でブランクがあったが、復帰後の体調面をしっかりケアしたことが連勝につながった。これからも記録を残していきたい」と話した。
これまでの連勝記録は、サカノタイソンが達成した19連勝だった。(池谷智仁)