中国からの国際チャーター便が到着 とかち帯広空港
中華圏の旧正月「春節」に合わせ、中国東方航空が運航する国際チャーター便が1日午前、とかち帯広空港に到着した。中国と帯広を結ぶチャーター便の運航は2年ぶり。帯広空港は歓迎ムードに包まれ、観光客は道内各地へ出発した。
寧波櫟社(にんぽーれきしゃ)国際空港(寧波市)を出発したチャーター機が満席の乗客154人を乗せ、定刻より20分早い午前10時55分に到着した。
国際線ターミナルロビーでは到着口にきらびやかなアーチが掲げられ、市空港事務所と帯広空港ターミナルビルの職員、十勝の魅力PRキャラクター「サイロウシ」が、菓子や折り紙で作った手裏剣、鶴などを手渡した。帯広カムイトウウポポ保存会はアイヌの古式舞踊を披露し、ツアー客を歓迎した。
寧波市から家族3人で訪れた陳虹(チン・ホン)さん(44)は「北海道に来るのは初めて。流氷を見るのが楽しみ」と話していた。
同社の運航は1、6、11の3日間。帯広着が午前11時15分、帯広発は午後1時5分。1日の帯広発と11日の寧波櫟社発は空便。(川野遼介)