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新熱気球お披露目へ 上士幌

寄付金を原資に更新した熱気球「アルスくん号」

 【上士幌】北海道バルーンフェスティバル組織委員会がパイロットを養成する人材育成事業で使っている熱気球が、10年以上ぶりに更新された。事務局の町が、神奈川県内の実業家の寄付金を原資に球皮を購入。町内で来月開かれる冬の風物詩「上士幌ウインターバルーンミーティング」でお披露目される。

 熱気球の名称は「上士幌アルスくん号」。アルプス技研(横浜)の松井利夫会長が起業家支援などの人材育成のために昨年寄付した1000万円の一部を活用した。球皮は、同社のイメージカラーの青色などを基調に、企業ロゴや創業の節目を記念して制作したオリジナルキャラクターなどが記されている。

 熱気球が盛んな上士幌では、同組織委員会が2016年度に人材育成事業をスタート。これまで複数人がパイロットの資格を取得するなど成果を挙げる一方で、訓練で使用する球皮は00年代前半以降、長らく更新されず老朽化が進む。竹中貢町長は「(球皮の更新で)活動により弾みがつけば」と期待する。

 「アルスくん号」は、2月下旬に新潟県小千谷市で開かれる「おぢや風船一揆」でも披露される。町によると、上士幌の人材育成の取り組みで関心を持った小千谷市から声が掛かったといい、町内有志でつくる「チームかみしほろ」として初めて出場する。代表を務める町商工観光課の佐藤泰将主幹は「(人材育成のノウハウ提供など)活発な情報交換ができれば」と話している。(安倍諒)

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