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志賀主将「決勝T進出を」女子U18アイホケ世界選手権各国会見

記者会見に臨む(右から)志賀紅音主将と飯塚祐司監督

 アイスホッケーの2019IIHF(国際アイスホッケー連盟)女子U18世界選手権(同連盟主催)は開幕前夜の5日、出場する8カ国の監督(コーチ)と主将による記者会見を帯広市内のとかちプラザで行った。前回優勝の米国はドミニク・ピートリー主将(17)が「どのゲームでもチームワークを見せる。金メダルを取って帰る」と5連覇に意欲を示し、日本の志賀紅音主将(同)=帯広レディース、帯三条高3年=も「決勝トーナメントに進出したい」と決意を示すなど、各国チームが大会に向けての意気込みを語った。(岡田優人、新井拓海)

 会見ではまず日本アイスホッケー連盟の水野明久会長が「アスリートの皆さんが全ての力を出し切れるように環境を整えてきた。フェアプレーを尊重し、素晴らしいプレーを期待する」とあいさつした。

ドミニク選手中心 前回優勝の米国
 前回優勝の米国のマウラ・クロウェル監督は「夏からさまざまなキャンプをしてこのトーナメントまで備えてきた。ここまで本当に楽しく順調に進んでいる。必ずもう一度金メダルを手にして帰りたいと思う」と5連覇に自信を示すと、ドミニク主将も「私たちはホッケーを楽しませてもらって非常に恵まれていると思う。あとは金メダルを取って帰るだけ。私たちは氷上に上がった瞬間にファミリーになってどのゲームでもチームワークを見せる」と決意を述べた。

 マウラ監督は「背番号11番のドミニク主将が注目選手。彼女は世界選手権は3度目で特別な存在。彼女が動きだしたらチームが動きだす」と期待を寄せた。

今回のメダル重要 スウェーデン
 前回2位のスウェーデンはハードワークで知られ、ブロームス・アレクサンダー監督は「私も含め数々のメンバーが日本に来るのが初めて。今シーズン戦っていく上で今回のメダルというのは重要になってくる。絶対に良い結果を残したい」と述べ、ロベイン・ヨセフィン主将(17)は「日本に滞在して1週間になる。ここまで頑張ってきたのでメダルを取って帰りたい。チームで助け合い、スキルを出し合って戦う」と意気込んだ。

5年ぶり優勝を カナダ
 前回3位のカナダは世界の2強として5年ぶり5度目の金メダル奪還を狙う。メロディー・ダビッドソン監督は「選手は国際経験を積んでナショナルチームに向かっていく段階だと思うので、こういった機会を大切にしてほしい。絶対に金メダルを取って帰りたいと思っている」と言うと、マギー・マカサエル主将(同)も「われわれはゴールを目指して戦いに臨む。ここまで非常に楽しくやってこられたので待ち切れない思いでいる。金メダルを取れなくても、それに値する試合を見せていきたい。23人の女子が一つになって戦う」と続いた。

 昨季のディビジョン1で優勝し今季トップディビジョンに昇格した日本は、長所のスピードと堅守を武器に世界の強豪に挑戦する。飯塚祐司監督は「われわれ女子日本代表はチャレンジャーの立場。これまでの過去最高位は6位なので今回はそれ以上の順位を目指す」と準備は万端だ。

 志賀主将も「日本の長所であるスピードを生かし、60分間足を止めずに決勝トーナメントに進出したいと思う」と抱負を語った。

 このほかの各国監督(コーチ)と主将の発言は次の通り。

チームが一つにロシア(前回4位)
ボバリコ・ユフギニ監督

 われわれの目的は今回メダルを取って帰ること。達成したいと思う。チームが一つになり、より強くなっていると考えている。

ポリーナ・リチニコラ主将(16)
 私たちロシアは今回新しいページをつくっていきたいと思っている。つまり勝ちを得て新しいロシアの代表をつくっていきたい。パワーのあるチームで集合体になることが強み。

良い雰囲気フィンランド(同5位)
クイスマ・ミラ監督

 ここまでの練習でいい仕上がりを見せている。当然メダルを狙って戦っていく。

ネリ・ライテレン主将(16)
 われわれは(来日してから)苫小牧のキャンプに始まってここまで来た。チームは良い雰囲気で来ている。頑張っていく。チームスピリットを持って一緒に戦う。

仕上がりは良いチェコ(同6位)
パヴェル・ジョハン監督

 昨年12月30日に日本に入りここまで練習してきた。仕上がりは良い。必ず準決勝まで行って、願わくばメダルを持って帰りたいと思っている。全ての選手が重要。全員で戦って強いチェコを見せたい。

スクロドヴァ・アデラ主将(17)
 純粋にホッケーを楽しみながら、そしていい結果につなげたい。金メダルを取りたいと思う。私はホッケーが大好き。そんなみんなが集まっているチーム。

アニークに注目をスイス(同7位)
スティーブ・ユワード監督

 あすから第1戦が始まるが楽しみにしている。背番号15番のアニークを見てほしい。彼女のニックネームは「ブ」。2005年生まれの若い選手だが、彼女のプレーを一度見るとスイスの未来が見えると思う。

レナ・マリルット主将(17)
 ゲームはあすから始まるが、いい結果になることを願っている。スイスらしさを見せていきたい。


◆2019女子アイスホッケーU18世界選手権について
大会公式ページ、スケジュール、ライブ中継など-国際アイスホッケー連盟公式ホームページ
大会ライブ中継など-国際アイスホッケー連盟公式YouTubeチャンネル

関連写真

  • 大会開幕を前に記者会見に臨んだ日本代表の志賀紅音主将(右手前)ら出場8カ国の主将。左奥から米国、スウェーデン、カナダ、ロシア、フィンランド、チェコ、スイス

    大会開幕を前に記者会見に臨んだ日本代表の志賀紅音主将(右手前)ら出場8カ国の主将。左奥から米国、スウェーデン、カナダ、ロシア、フィンランド、チェコ、スイス

  • 会見後、記念撮影で肩を並べる各国主将。(右から)日本、スイス、チェコ、フィンランド、ロシア、カナダ、スウェーデン、アメリカ

    会見後、記念撮影で肩を並べる各国主将。(右から)日本、スイス、チェコ、フィンランド、ロシア、カナダ、スウェーデン、アメリカ

  • 記者会見に臨んだ各国の監督・コーチと主将。左端の2人が米国、左から3人目の前後ペアからスウェーデン、カナダ、ロシア、フィンランド、チェコ、スイス、日本の飯塚祐司監督(後列右端)と志賀紅音主将(前列前)

    記者会見に臨んだ各国の監督・コーチと主将。左端の2人が米国、左から3人目の前後ペアからスウェーデン、カナダ、ロシア、フィンランド、チェコ、スイス、日本の飯塚祐司監督(後列右端)と志賀紅音主将(前列前)

  • 各国監督と主将が参加した記者会見

    各国監督と主将が参加した記者会見

  • 各国監督と主将が参加した記者会見

    各国監督と主将が参加した記者会見

  • 各国監督と主将が参加した記者会見

    各国監督と主将が参加した記者会見

  • 記者会見に臨む(左から)飯塚祐司監督、志賀紅音主将

    記者会見に臨む(左から)飯塚祐司監督、志賀紅音主将

  • 記者会見に臨む志賀紅音主将

    記者会見に臨む志賀紅音主将

  • 記者会見に臨む飯塚祐司監督

    記者会見に臨む飯塚祐司監督

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