「チー1グランプリ」で道ブロック賞受賞 大谷短大の藤村さん
【音更】チーズと地域の食材を使ったオリジナル料理のユニークさを競う「第7回チー1グランプリ」(チーズフェスタ実行委員会主催)で、帯広大谷短期大学生活科学科栄養士課程2年の藤村幸乃さん(19)が「枝豆とコーンのクリームチーズスティック」でエントリーし、北海道ブロック賞を受賞した。藤村さんは「まさか選ばれるとは思っていなかった。十勝の素材と誰でも作れる簡単さが評価されたのでは」と喜んでいる。
チー1グランプリは「チーズの日」(11月11日)に合わせ、「チーズフェスタ」(チーズ普及協議会、日本輸入チーズ普及協会主催)の関連イベントとして行われている。最優秀作品(グランプリ)1点の他、全国8ブロックから各2点の計16点の地域賞を選ぶ。全国から前年の2倍近い1054点の応募があった。
藤村さんの作品は、クリームチーズに中札内特産の枝豆、十勝産コーンを混ぜた具材を、春巻きの皮でスティック状に包み、油で揚げた。
「甘みのあるクリームチーズと組み合わせ、スイーツ感覚で一口サイズで楽しめる料理を考えた」と藤村さん。「蜂蜜を掛けてもおいしい」と、食べ方も提案した。
プレゼンテーターを務めたタレントの峰竜太さんはグランプリのホームページで、「枝豆とコーンとクリームチーズの組み合わせは食感が良い。お酒のつまみにもいい」と評価した。
藤村さんは来年4月から、帯広市内の給食供給会社に栄養士として勤務する予定。「おいしい食事を提供し信頼される栄養士になりたい。受賞は励みになる」と話している。
大谷短大の学生が同グランプリにエントリーするのは3年目で、昨年はグランプリと北海道ブロック賞をダブル受賞。
指導する栄養士課程助教の門利恵さんは「2年連続の受賞に驚いている。十勝の食材の良さを引き出す料理が評価されたのでは」と述べている。(鈴木裕之)