飼いリス? いえ、研究目的です エゾリスに首輪
帯広市内の公園で、首輪をしたエゾリスの姿が目撃され、話題を呼んでいる。「飼いリス?」と驚くかもしれないが、実は研究目的で装着したもの。関係者は「そっと見守ってほしい」としている。
研究は、街中での人間と野生動物の共存を探る目的で、北海道大学と帯広畜産大学が共同で実施。約30匹のエゾリスに個体識別用の首輪を着け、生存率や公園間の移動、交通事故の影響などを調べている。道の捕獲許可を得て、北大の動物倫理規程に基づいて進めている。
市内の公園では、緑や赤色の首輪をしたエゾリスが、落ち葉の上を元気に走り回っている。その様子を目撃した男性は「まるで首飾りみたい。かわいい」と話していた。(池谷智仁)