広尾サンタランドで点灯式
【広尾】「ひろおサンタランドツリー点灯式」(町主催)が27日、町児童福祉会館で開かれた。悪天候のため屋内開催となったが、大丸山森林公園を約15万球のイルミネーションが彩り、クリスマスムードを演出。開町150年の節目を飾った。
今年は35回目で、町によると屋内開催は十数年ぶり。
午後5時から行われた点灯式では村瀬優町長が「全国、道内で被災した人たちにサンタランドの愛や夢、希望を届けたい」とあいさつ。集まった約150人がカウントダウンし、村瀬町長や子どもたちがスイッチを押すと同時に約2キロ離れた同公園がライトアップされた。
園児による合唱や、この日のために再結成したミュージックベルクワイア「ドルチェ」(広尾)のハンドベル演奏などが雰囲気を盛り上げた。
点灯式前には札幌の「アンサンブルグループ奏楽(そら)」がコンサートを開き、バイオリンやクラリネット、ピアノなどの美しい音色が響いた。
スイッチを押した広尾小学校6年の越後望生(みう)さん(12)は「昨年は妹が押していたので、私も押せてよかった。改めて点灯した様子を見に行きたい」と話していた。
イルミネーションは12月31日までの連日、午後4時半~同10時に点灯する。
(松村智裕)