パン配布に行列 ばん馬まつりにぎわう あす人間ばん馬
「とかちばん馬まつり」(帯広商工会議所青年部主催)が29日午前10時、帯広競馬場で開幕した。ばん馬との触れ合いのほか、ステージイベントや十勝の食ブースなどを目当てに多くの人でにぎわっている。30日まで。
今年で12回目。競馬場正門前には開場前から大人だけで500人以上の列ができた。来場プレゼントのうち、ばん馬の顔を模した「ばん馬パン」の子ども限定1日200個の配布はすぐに完了。ばん馬とのふれあいコーナーでは「ハクウンリュー」(3歳)が登場し、子どもたちは順番に上に乗って大喜びだった。
帯広市内の両親と来場した網走市の看護師稲玉育子さん(39)は「イベントがたくさんあり、いいですね」と笑顔、馬に乗った娘の美羽ちゃん(5)も「楽しかった」と話した。
新企画として、馬に模してそりと騎手の模型を結び付けた棒にまたがって走る「子供レース」も開催。小学生約30人がステージ周辺を回り、大きな声援が送られた。場内には26の飲食ブースも出店し、多くの店で行列ができていた。
あす「人間ばん馬」
30日はメインイベント「人間ばん馬チャンピオンシップ世界大会」が行われる。予選は午後0時半から、決勝は同4時10分ごろを予定。午後3時半からはビンゴ大会抽選会(カード配布は午後3時)もある。
30日も午前10時~午後5時。入場無料。天候によっては人間ばん馬も含め、イベントが変更・中止になることもある。(佐藤いづみ)