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帯廣神社例大祭で奉納流鏑馬

境内を疾走する馬上から、的を目がけて矢を放つ射手(25日午前11時10分ごろ、新井拓海撮影)

 帯廣神社(大野清徳宮司)の秋季例大祭が最終日を迎えた25日、神社境内で五穀豊穣(ほうじょう)などを願う流鏑馬(やぶさめ)が奉納された。

 十勝どさんこ弓馬会(斎藤朋子会長)が、流鏑馬文化の継承を目的に毎年行っている。今回は十勝管内や札幌、京都などから射手6人が参加した。

 射手たちは鎌倉時代の上級武士の装束である狩衣と鹿の夏毛で作られた「ぬかばき」を身に付けて騎乗。長さ100メートルの走路を駆けながら2つの木の的を狙って、矢を放った。

 林の中に矢が当たる音が響くと、来場者から拍手が送られた。

 幕別から訪れた男性(75)は「馬も一生懸命走ってかわいいし、やぶさめは見ていて気持ちがいい」と笑顔だった。弓馬会の中村三保子事務局長は「今年は天気に恵まれ良い奉納ができた」と話した。(藤島諒司)

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