草履ラケットで奮闘 幕別でユニーク卓球大会
【幕別】「第4回全世界ナウマンぞうり卓球大会in忠類」が23日、十勝ナウマン温泉ホテルアルコで開かれた。町忠類で発掘されたナウマンゾウの化石にちなみ、参加者はゾウの縫いぐるみが付いた草履ラケットを使ったユニークな競技を楽しんだ。
忠類地域魅力発信事業実行委員会(加藤茂樹委員長)の主催。町内外から、子どもから大人までの85人が出場し、トーナメント形式で優勝を競った。
参加者は普段より狭いコートと特製ラケットの扱いに四苦八苦、ワンプレーごとに一喜一憂していた。着ぐるみなどで仮装した参加者もおり、見物客の爆笑を誘っていた。国際協力機構(JICA)の帯広センターに滞在する外国人研修員も参戦した。
友人らと仮装して初参加した士幌町の会社員田中幸毅さん(50)は、「競技は難しかったが、草履での卓球は斬新で面白かった」と笑顔を見せていた。
地元幕別町の上島洋人さん(28)が優勝。特別賞は、スピードスケート五輪代表の高木菜那、美帆姉妹の仮装をして夫婦で参加した帯広市内の自営業上田茂輝さん(56)と、JICAが選ばれた。
(高津祐也)