多様な起業家 発想提起 さらべつ熱中小「学校祭」 管内外の8人がトーク
【更別】地方で活躍する経済人や起業家をゲストに招いたトークイベント「脳天直撃学校祭」が25、26の両日、十勝さらべつ熱中小学校で開かれた。多様な業種の8人が登場し、ビジネスへの思いや考え方を伝えた。
熱中小生徒で大樹町在住の神宮司亜沙美さん=キタテラス代表=が企画。神宮司さんが、ワークウエア販売「オールユアーズ」(東京)代表の木村昌史さんのクラウドファンディングで出品したイベント開催権を購入して実現した。
2日間で約200人が来場。26日はウェブ編集者の徳谷柿次郎さん=Huuuu代表=が自らが編集長を務める地元ウェブメディア「ジモコロ」について説明した。
1次産業をテーマに日本で初めてハーブを育てた「マッドサイエンティスト農家」やクワガタとタケノコで利益を上げ、フェラーリを買った農家などの記事を紹介した。記事をきっかけにテレビ出演した人もいて「スマートフォンでも読みやすいよう会話調にしている。難しいことを分かりやすく、面白く伝えることで農業に興味を持ってもらえる」と話した。
高校生起業家の山本愛優美さん(帯広柏葉高校3年)や「世界一“透明”なパンツ」を販売する大学生など若手起業家も登場し、対談や参加者の相談に答える場面もあった。発酵デザイナーの小倉ヒラクさんによるワークショップや、衣料品や本の物販もにぎわった。(高津祐也)