「たびアプリ」開発 エアライン・アライアンス合同会社
格安航空会社(LCC)の発券業務などを行うエアライン・アライアンス合同会社(東京)は、旅先情報が閲覧できるアプリケーションソフト「たびアプリ」をリリースした。登録されている名所からお薦めのコースが表示でき、自分で好きなコースを設定することもできる。十勝管内では十勝牧場(音更)のシラカバ並木など管内の観光地を巡るコースが紹介されている。
アプリには北海道を中心に全国の観光名所が500件以上登録されており、ユーザーがスマートフォンのアプリで行きたい場所を選択すると、オリジナルのコースをつくることができる。飛行機やフェリーなどオフライン環境下で操作できるのが特徴だ。
同社は札幌市で創業した縁で、北海道150年事業としてアプリを開発した。中国系LCCの春秋航空日本の発券業務を担っていることから、8月からの成田-新千歳間の復便、増便に合わせて同社のホームページで行ったキャンペーン企画を手掛けた。
アプリでは道内の観光名所を回るコースが「おすすめコース」としてあらかじめ設定されている。十勝関連では十勝観光連盟が協力し、春秋航空の客室乗務員(CA)が訪れた観光地を紹介。グーグルマップと連動し、時間が限られた中でも効率よく観光地を回れるようになっている。
リリースを記念して十勝観光連盟とタイアップした「十勝観光キャンペーン」として、アプリのユーザーから抽選で、春秋航空日本の成田-新千歳間と新千歳-帯広のとかちミルキーライナーの往復乗車券をセットで2人にプレゼントする。
同社の天野泰浩業務執行役員は「アプリを使って旅行者それぞれが自由に旅をつくってほしい」と話している。
同社では今後もアプリに登録する観光地を増やしていく予定。
(川野遼介)