清水高校が3位 高校生パティシエロワイヤル
【三笠】道内の高校生のスイーツコンテスト「ハイスクールパティシエロワイヤル2018」(実行委員会主催)の本選が5日、三笠市内の三笠高校生レストランで開かれた。8チームが北海道の食材を使ったアイデアスイーツを作り上げ、清水高校の「濃厚クリームのハシカプセムラ」が3位に当たる奨励賞を受けた。
高校生に菓子作りのアイデアや技術を発表する場を提供し、将来の道内菓子業界を担う人材の発掘と産業発展をと初めて開いた。帯広南商業、清水を含む全道10高校から31作品の応募があり、1次審査で8作品に絞られた。
本選では、3人一組で2時間半の制限時間内に作品を調理。完成後はレシピや作品の特徴についてプレゼンを行い、5人の審査員が見た目や味などを審査した。
清水高で食品を学ぶ大沢凱さん、三上茜さん、長屋綸真さん(いずれも2年)は、清水町産の小麦粉と生クリームにハスカップ、クリームチーズを加えて北欧の伝統菓子セムラを作った。
練習と本番では調理器具や室内環境が違うため、3人で相談して水分量や発酵時間を調整。「練習より生地をふわふわにできた」(大沢さん)とし、「この経験を将来への糧にしたい」(長屋さん)、「自分たちの力で作ることができて楽しかった」(三上さん)と笑顔を見せた。
帯広南商業高はクッキング部3年の一森遼可さん、中嶋梨湖さん、淡路鈴花さんが「ルバーブモコ」を作った。中札内村出身の川田美帆さん(三笠高2年)も三笠高チームの一員として出場し、2位に当たる優秀賞を獲得した。
清水高を含む入賞作品4点は商品化が検討され、10月をめどにセイコーマートで販売される予定。
(安藤有紀)