夏休みの子どもたちが歓声 新得町屈足で昆虫スポーツ大会
【新得】夏休み恒例の「昆虫スポーツ大会」が5日、新得屈足南小学校体育館で開かれた。町内外から幼児と小学生37人が自慢のクワガタやカブトムシを持ち寄り、力比べのレスリングや競走に挑んだ。
屈足子供会社会教育協議会の主催。1970年に始まり、半世紀近くにわたって続く。クワガタのレスリングやカブトムシの2メートル競走、バッタの2メートルジャンプ、カタツムリの塔登りなど8種目があり、子どもたちはこの日のために昆虫採集に熱中する。
このうちクワガタのレスリングは、直径20センチの丸太の「土俵」上で雄同士を戦わせ、相手を投げたり押し出したりすれば勝ち。背負い投げなど大技も飛び出し、見物客から歓声が沸き起こった。
2年連続で優勝した奧山志月さん(11)=屈足南小5年=は、母の友人宅で捕まえたクワガタを1カ月半、大切に飼育。「体格が大きく、他のクワガタが逃げていた。勝ててうれしい」と笑顔で話した。(小寺泰介)