巨大プラレール登場 鹿追町図書館 帯信金の藤嶺さん製作
【鹿追】町図書館(浅野悦伸館長)で大スケールの鉄道玩具を展示する「夏休み!プラレールが町にやってきた」を初めて開いている。帯広信用金庫鹿追支店勤務の藤嶺匡宏支店長代理が、自宅からコレクションを持ち込み製作した。8月17日まで。
図書館ホールのテーブル上に、4メートル50×1メートル80のプラレールとトミカの街並みが出現した。「東北新幹線はやぶさ」や「山手線」「SL」などの車両が走行し、駅のホームや踏切、トンネルなどが随所に設置されて立体的な空間を演出している。街並みには働く自動車や人形なども配置されていてにぎやか。図書館を訪れた町内の鈴木謙心君(8)絆菜ちゃん(5)兄妹と三浦尚己ちゃん(2)は「動いて音が出るおもちゃは楽しい」と熱心に見入っていた。
藤嶺さんは2001年、長女に「機関車トーマス」のプラレールを購入して一緒に遊んだことがきっかけで趣味になった。購入した部品などは数え切れないほどあり、普段は段ボールに入れて保管している。これまで信金100周年や藤丸デパートなど記念イベントで複数回、展示をしてきた。
プラレールには設計図がなく、場所に合わせてイメージだけで組み立てていくという。藤嶺さんは「動くプラモデルの面白さを見てほしい。私たちの年代は、皆がプラレールに興味や憧れを持っていた時代だった」と話した。
午前10時~午後6時(金曜は同7時まで)。月曜休館。問い合わせは町図書館(0156・69・7170)へ。(大井基寛通信員)