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利用好調 前年2割増 帯広駅の貸し自転車

おびくるがオープンしてから利用者が増えているレンタサイクル

新バス待合所開業で利便性
 JR帯広駅前で貸し出されているレンタサイクルの利用が好調だ。5月に駅前の待合所「バスターミナルおびくる」がオープンして以降、利用者が急増。観光案内の機能も持ち合わせる施設で貸し出しを行うことで、利便性の向上やPRにつながったとみられる。

 レンタサイクルは一般社団法人交通環境まちづくりセンター(帯広)が実施。昨年度から帯広観光コンベンション協会のレンタサイクル事業も受託し、一体的に運営している。おびくるにレンタサイクル事業の受付窓口「エコバスセンターりくる」を設け、貸し出しを行っている。

 毎年ゴールデンウイーク初日の4月下旬から11月初めまで利用が可能。りくるによると、6月までの利用者は、昨年は4月29人、5月189人、6月190人の計408人。今年は4月42人、5月173人、6月266人の計481人で昨年度に比べて約2割増。4、5月は昨年と大差ないが、6月に入って大きく数字を伸ばした。

 5月下旬にオープンしたおびくるでは、スノーピーク社の製品の展示や十勝管内の各市町村のパンフレットも並べるなどアウトドア観光案内の機能を兼ね備えている。そのため、観光客を誘導しやすくレンタサイクルのPRにもつながっている。りくるの担当者は「観光バスを降りてからすぐ借りられるので、利用者にとって分かりやすくなったのも要因」とする。

 利用者の動向では、観光客には十勝川温泉や柳月スイートピアガーデンなど遠方への利用が多い。一方、市民や管内の利用者も一定程度おり、買い物や仕事などに使われている。料金体系が1時間からのため、短時間利用する人には使いやすいという。

 自転車はシティーサイクルや電動自転車、クロスバイク、ロードバイクなど8種類約40台。料金は自転車の種類によって異なり、1時間100円から。11月4日まで。問い合わせはりくる(0155・23・5920)へ。(川野遼介)

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