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元協力隊員の金子さん、地域商社立ち上げ 鹿追

「鹿追を全国に売り込みたい」と話す金子さん

 【鹿追】元町地域おこし協力隊員の金子孝伸さん(49)が、町北5線で地域商社「トラムファブリック」を立ち上げた。地域資源に富む鹿追町の食や観光、アウトドア体験などをパッケージ化し、首都圏などをターゲットに売り込みを図る。

 金子さんは留萌管内羽幌町生まれ、北海学園北見大学(現北海商科大学)卒。大丸藤井(現大丸、札幌)を2015年に退社し、今春まで町地域おこし協力隊員として3年間勤務。道の駅しかおいと併設する施設で、町の観光案内やPRなどを担当した。

 来町者と接する中で「相手が求めるものを、納得いくきめ細かな対応で応えたい」と考え、起業することに決めた。

 会社名はドイツ語で「夢を紡ぐ小さな工房」を意味する。初仕事は町が東京都台東区に出店するアンテナショップの受託事業で、5月24日から今月12日まで浅草千束通り商店街の「ふるさと交流ショップ台東」で、無添加パンやソーセージ、ヨーグルトなどの特産品を販売し、期間中は1000人が来場した。都内のふるさと納税の寄付者にジャガイモなどもプレゼントした。

 台東区を皮切りにエリアを広げ、今後は鹿追産品の販路拡大を目指す。

 金子さんは「情報過多の時代だからこそ、本物を望む都会の需要の掘り起こしを図り、地元鹿追町が元気になるような、橋渡しをしていきたい」と抱負を語る。

 事業に関する問い合わせは金子さん(080・3230・6891)へ。(大井基寛通信員)

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