アイドル「まねきケチャ」リーダー・中川美優さんは帯広出身
新曲「鏡の中から」がアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲に大抜てきされるなど、人気急上昇中のアイドルグループ「まねきケチャ」。そのリーダーが帯広市出身の中川美優さん(23)だ。高校時代からの雑誌モデルなどが縁でスカウトされて芸能界に入り、デビュー3周年で初の武道館ライブも決定するなど、さらに大きく羽ばたこうとしている。
中川さんは帯広稲田小、帯広南町中、帯広南商業高校卒。文化服装学院(東京)2年の時にデビューした。大きな瞳と黒髪が特徴。おしゃれが好きで、高校時代は地元の服屋でアルバイトをしたり、雑誌のモデルをしに東京に出ては服を購入したりしていた。
一方、進路では服飾の学校か、小さな頃から憧れていた声優の学校かで悩んだ。服飾の道を選び、オーディションに誘われて合格。「アイドルと声優は何かつながるかもしれないと思った」という。
ゲゲゲの鬼太郎のエンディング曲に選ばれたことについては「アニメが好きで、ずっとアニメの主題歌を歌いたかったのでびっくりした」と笑顔を見せる。
5月26日には渋谷のリキッドルームで「中川美優生誕祭」を開いた。満員の観客の中で代表曲「きみわずらい」や「鏡の中から」のほか、自身が大好きな「酒」をテーマにした歌も披露。ファンからの誕生日プレゼントもあり、大いに盛り上がった。
プロデューサーで、所属するコレットプロモーションの古谷完代表は、中川さんの印象を「好き嫌いがはっきりしていて個性的。最近は曲作りを始めるなど、クリエーティブな面でも成長している」と話す。
今年はフランス・パリで開催される「JAPAN EXPO2018 in paris」に招待されている。さらに、グループの結成3周年を記念し、日本武道館単独公演「日本武道館deまねきケチャ」の9月24日開催も決まった。
結成時の目標はNHK紅白歌合戦の出場。中川さんは古谷代表と共に「遠くない未来にこの夢をかなえたい」と意欲を見せ、「帯広でもライブができるようにもっともっと頑張りたい」と話している。
(植木康則)
<まねきケチャ>
2015年8月8日にデビュー。中川さんと、藤川千愛さん、宮内凛さん、松下玲緒菜さん、深瀬美桜さんの5人で活動している。昨年、英国の音楽雑誌CLASSIC ROCKの企画で「日本のベストロックバンド&アーティスト2017」ベスト10に選出された。
◆まねきケチャについて
・メンバー情報、グループスケジュールなど情報全般-まねきケチャ公式ホームページ