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今年もうどん店「赤虎」開業 足寄・旧愛冠駅

今年も営業を始めた旧愛冠駅のうどん店と餌取さん。駅裏には菜園と休憩スペースもある

 【足寄】今年も、町愛冠出身の餌取秀幸さん(67)=群馬県大泉町在住=が1日、旧ふるさと銀河線愛冠駅舎でうどん店「赤虎」の営業を始めた。本格的に始めて3年目。「古里が廃れないように」と駅周辺の花壇・菜園を整備して、自慢のうどんとともに客を出迎えている。

 餌取さんは足寄高卒業後、大手乳業メーカーで冷凍食品の研究開発などに従事。帰郷するたび、旧愛冠駅が寂しくなっていくのを見かね、定年後のうどん店への活用を思い立った。店名は強いイメージの赤色と寅(とら)年生まれから「赤虎」に。6月から9月末まで、本別町仙美里の親戚の家から店に通っている。

 うどんは道内産の小麦を使い、足で踏んで強いこしをつける。コンブやかつお節で取っただし汁のかけうどん(1杯300円)に、好みで特製だれを加える。三升漬け(とうがらし、こうじなど)を入れて味の変化も楽しめる。かき揚げ100円のほか、あんみつ(300円)がメニュー。

 旧駅周辺に計150平方メートルの花壇と菜園を造り、カサブランカなどのユリ、食材に使うネギや大葉を栽培している。旧駅ホームにはいすとパラソルも用意され、ちょっとしたテラスのよう。餌取さんは「うどんの足踏みは力が必要で、70歳まで頑張りたい。駅は花のあるいい感じの環境になってきた」と話す。営業は午前11時半~午後2時だが、うどんは1日限定18食。水、木曜日定休。問い合わせは餌取さん(090・3148・5213)へ。(木村仁根)


◆愛冠駅
愛冠駅についての説明-ウィキペディア

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