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五月人形商戦ピーク 巨大こいのぼりが好調

ピークを迎える五月人形商戦。巨大こいのぼりの需要も高い(イトーヨーカドー帯広店。金野和彦撮影)

 5月5日の「端午の節句」に向け、帯広市内の大型店で五月人形やこいのぼり商戦がピークを迎えている。巨大こいのぼりが好調な一方、五月人形は収納に適したコンパクトサイズが人気を集めている。

 端午の節句は男子の健やかな成長を願い、身を守るよろいやかぶとを飾り、こいのぼりを立てる。

 イトーヨーカドー帯広店では、大きさを実感してもらおうと6メートルのこいのぼりを展示。25万円程度の5メートルのこいのぼりセットが売れ筋で、ベランダに設置する最大約3メートルの商品なども取りそろえる。五月人形は6万~7万円のコンパクト商品が売れている。

 こいのぼりは前年比1割増、五月人形は前年並みの売れ行き。高嶋嗣仁文具玩具マネジャーは「土地の広い農家を中心に、巨大こいのぼりの需要は引き続き高い」と話す。

 藤丸では五月人形、こいのぼりともコンパクト商品が人気。「夜に見るよろいは恐い」と感じる若い母親が多く、かわいらしい男児がよろいかぶとを着用した15万円前後の「初陣飾り」が注目を集めている。来店者の9割以上が祖父母で、商品の写真を孫家族に送って選ぶ人が増えているという。こいのぼりは3~4メートルの商品が人気だ。

 売り上げは好調だった前年から2割ほどダウン。孫のために価格を気にせず購入する人がいる一方、不要と考える若い世代も増えているとし、子供家庭用品課の浦島行子係長は「世代間格差が広がっているようだ」とみる。(池谷智仁)

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