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売り上げ最高額を更新 大盛況で開催 ばんえい記念

スタンドで大勢の観光客やばんえいファンが見守る中行われた、ばんえい記念(25日午後5時20分ごろ、新井拓海撮影)

 帯広競馬場で25日、ばんえい十勝の今年度の最高峰レース「農林水産大臣賞典 第50回ばんえい記念」が行われ、多くの観光客やファンらがばん馬たちの熱戦を見守った。同レースの売り上げは昨年(5808万1400円)を大きく超える6466万5500円に上り、市単独開催以降の最高額を再び更新した。

 同日の来場者数は5963人と、昨年のばんえい記念開催日の4767人を1000人以上も上回った。1日の売上額も昨年同日(1億5476万8700円)を大きく超える1億8970万4500円を記録した。

 今季最後の大一番に合わせ、24、25の両日は同競馬場内で関連イベントやブースを設け、来場したファンや観光客らが、ばん馬のレースを、イベントや十勝の食などとともに楽しんだ。

 ばんえい記念の開かれる25日の午後5時15分前にはコース前広場やスタンドに大勢のファンが集まり、レースの行方を見守った。家族で来場した幕別町の主婦森井祐愛さん(33)は「息子が馬好きで、何度か訪れているが、ばんえい記念は初めて。人の多さ、馬の迫力に圧倒された」と話していた。

 また同日午後6時40分ごろには、2017年度最後のレース「蛍の光賞B1-1・2決勝」が開かれた。発走前には主催者を代表して、米沢則寿帯広市長がコース前広場でばんえい関係者とともにあいさつ。「多くの人に愛されるばんえい競馬を目指して、気を緩めず、その魅力を発信していきたい」と感謝を述べた。
(大木祐介)


◆ばんえい競馬について
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