十勝産づくしを堪能 ヤフー社員食堂でフェア
【東京】十勝産食材を使った特別メニューが、22、23の両日、都内千代田区のヤフーの社員食堂で提供された。シカ肉や和牛、西洋ネギのリーキなどを使った十勝づくしの料理が登場し、ラクレットチーズの実演提供や観光PR、特産品販売も行われ、社員は十勝の魅力を存分に味わった。
十勝総合振興局が昨年に続き企画し、同社と道が包括連携協定を締結している縁もあり実現した。幕別、池田、豊頃、浦幌の各町、JAネットワーク十勝ブランド戦略推進協議会、ナチュラルチーズを共同熟成する十勝品質事業協同組合がタイアップした。ツクネイモ、ユリ根などの材料16品を提供し、ハンバーグなど10のメニューで計3000人分が振る舞われた。
十勝ワインで3日間煮込んだシカ肉、どろ豚のローストなどが並び、初日は午前11時の開場から行列ができた。溶かしたラクレットチーズをかけるサービスも人気で、浦幌和牛のシチューと味わった男性社員(38)は「味がさらに濃厚になりおいしい」と笑顔で舌鼓を打っていた。
観光PRコーナーでは、平昌五輪スピードスケート女子追い抜きの日本の金メダルを伝える十勝毎日新聞の号外も掲示され、目を引いた。社員にPRした浦幌町産業課の前川直之商工観光係長は「ヤフー社員の発信力で、十勝のPRを」と期待していた。(原山知寿子)