オーロラウイーク始まる 陸別
スクリーン全天に緑のオーロラが広がった（１月３１日午後５時ごろ）
【陸別】カナダのオーロラを生中継する「オーロラウイーク２０１８」が１月３１日、りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台（上出洋介館長）で始まり、初日からオーロラが爆発的に広がる「ブレークアップ」も見られた。
オーロラのメッカのカナダ・イエローナイフに設置された高感度カメラの映像を、インターネットで同天文台のドーム型スクリーン（直径４メートル）に全天投影している。
この日は午後４時半すぎ、緑に輝くオーロラが複雑な形に変化していき、一気にブレークアップ。オーロラ研究の権威でもある上出館長は「太陽風と地球が持つ磁場の向きなどの条件が整い、爆発的に広がった」と説明する。
士幌町から妻と訪れた荒田雅則さん（６２）は「昨年１０月にフィンランドに行ったがオーロラは見られなかったので、すごく感激している。イエローナイフにいるみたいなライブ感も最高」と話していた。
生中継は１１日まで。天文台の開館時間は午後１時～同９時半。月・火曜休館。入場無料（同天文台の入館料は必要、陸別町民は無料）。問い合わせは同天文台（０１５６・２７・８１００）へ。（木村仁根）
