Aコープ鹿追店に東急ハンズ 1日限定出店
【鹿追】生活雑貨販売の「東急ハンズ」(本社東京)は30日、Aコープ鹿追店に1日限定のトラックマーケットを開店した。東急ハンズが入る藤丸が、地域の農協などと連携して開設している「ミニショップ」の一環。
藤丸は従来の店舗販売に加え、ミニショップやクラブメッド北海道(新得町)での「北海道十勝フェア」など、客の元へ出向く戦略を展開している。東急ハンズが、6カ月限定のフランチャイズ形態で4月まで藤丸に出店しており、今回ミニショップの目玉として実現した。
約20平方メートルの店内には、米国ブランドのオーガニック歯磨き粉(1500円)や、ユニークな形にカットできるサラダピーラー(900円~1500円)など個性的な200種の商品がずらり。町内の主婦山田未希さん(30)は「普段見掛けないものばかりで目移りしてしまう。子どもが小さく帯広まで行くのが大変なのでありがたい」と話した。
東急ハンズは生活雑貨の品ぞろえを強みとするが、インターネット通販の台頭などで売り上げが伸び悩む現状もあるという。同社企画販売部の小林憲一さんは「藤丸あってこその新たな試み。結果次第では各地に広げていきたい。都内企業食堂での外販などにも今回のノウハウを生かしていければ」としている。(小寺泰介)