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管内で雨や雪 沿岸部で暴風も

師走の冷たい雨の中、傘を差して登校する児童ら(25日午前8時ごろ、帯広市東8南11で)

 25日の十勝地方は、二つの低気圧が急速に発達しながら北海道付近に近づくため、大気の状態が不安定となり各地で雨や雪が降った。沿岸部には暴風波浪警報が発表され、浦幌と豊頃の道道が通行止めになるなど住民生活に影響が出た。

 十勝地方は24日夜から雪や雨模様となり、降り始めから25日午前5時までの降雪量は芽室と新得で11センチ、帯広9センチなど。同時刻における降水量は広尾26ミリ、浦幌24ミリ、中札内18ミリと各地でまとまった降雪、降雨を観測した。帯広では未明から雨に変わり、正午には1・2度とプラスの気温で雪解けが進んだ。市内の道路はシャーベット状態で、解けた水を避けて登校する児童の姿が見られた。

 帯広測候所は、降雨で雪解けが進むため夕方までは融雪による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意を喚起する。海上では25日夜遅くまで西の風が非常に強く、海は大しけとなる見込みで暴風や高波に警戒を呼び掛けている。

 十勝総合振興局によると午前11時現在、浦幌の直別共栄線、豊頃の大津長節線の道道2路線で越波のため通行止めの措置が取られた。

 26日は晴れ時々曇り。帯広の予想最低気温は氷点下6度、最高気温は同4度。(折原徹也)

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  • 12月の冷たい雨で、傘を差して登校する児童ら(25日午前8時ごろ、帯広市東8南11で)

    12月の冷たい雨で、傘を差して登校する児童ら(25日午前8時ごろ、帯広市東8南11で)

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