十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

ゆず湯で疲れ癒やす きょう冬至

20年ぶりに復活した「ゆず湯」に漬かる入浴客(22日午前11時ごろ、帯広市自由ケ丘温泉で。塩原真撮影)

 22日は昼の長さが1年で最も短い「冬至」。帯広市内の公衆温泉浴場では「ゆず湯」が行われ、さわやかなユズの香りに包まれながら、入浴客が疲れを癒やした。

 ゆず湯は邪気を払い、無病息災を祈る風習。ユズの成分が入ったお湯に漬かると、血行促進や風邪予防の効果があるという。

 市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表取締役)では「日本の風習を大切にしたい」と20年ぶりにゆず湯を復活させた。以前はユズの他、レモンやリンゴなどを湯船に入れたが、果実のかすで配水管が詰まるため止めていた。今回は張り紙で、ユズをつぶさないよう呼び掛けた。

 今年は台風の影響でユズが記録的な不作という。業者の配送が遅れ、この日朝に高知県産のユズ30キロ(200個)が届いた。

 入浴客は岩風呂に浮かんだユズを手に取って香りを楽しみ、市内の熊谷敏信さん(70)は「30年前から毎日来ている。ゆず湯は懐かしくて体が温まる」と気持ち良さそうに話した。(高津祐也)

関連写真

  • 20年ぶりに復活した「ゆず湯」に漬かる入浴客(22日午前11時ごろ、帯広市自由ケ丘温泉で。塩原真撮影)

    20年ぶりに復活した「ゆず湯」に漬かる入浴客(22日午前11時ごろ、帯広市自由ケ丘温泉で。塩原真撮影)

更新情報

及川慎二がパワーリフティング道最高記録750キロ達成、治療院の支えで驚異の復活

紙面イメージ

紙面イメージ

5.4(土)の紙面

ダウンロード一括(47MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年5月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME