チー1グランプリで全国最優秀賞 大谷短大の高橋さん
【音更】チーズと地域の食材を使った創作料理のユニークさを競う「第6回チー1グランプリ」(チーズフェスタ実行委員会主催)で、帯広大谷短期大学生活科学科栄養士課程2年の高橋めぐみさん(40)=鹿追町瓜幕東2=が考案した「とかちパイ」がグランプリを受賞した。高橋さんは「まさか選ばれるとは思っていなかったのでとてもうれしい。素材の良さが評価されたのでは」と喜んでいる。
チー1グランプリは、11月11日の「チーズの日」に合わせて、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会が主催する「チーズフェスタ」の関連イベント。今年は11月11、12日に東京・恵比寿で開かれ、全国から528点がエントリーした。
高橋さんは初のエントリー。「とかちパイ」は十勝産クリームチーズとこしあんをギョーザの皮で包み、揚げて十勝大豆のきな粉をまぶした新感覚スイーツ。高橋さんは「クリームチーズの酸味と熱々のこしあんが互いに引き立て合う味。2人の子どもも『おいしい』とほめてくれた」と笑顔を見せる。
グランプリのプレゼンテーターを務めたタレントの峰竜太さんは、グランプリのホームページで「これ好きだね~。あずきといえば北海道の十勝!。クリームチーズとあずきの相性も抜群で、しかもお手軽。デザートにはぴったり!」と絶賛した。
グランプリでは、同じく栄養士課程2年の河瀬百合香さん(20)の「じゃがバタチーズおやき」が、高橋さんの作品とともに道内最高の北海道ブロック賞を受賞。「学生時代によく食べた高橋まんじゅう屋(帯広)のチーズおやきがヒントになりました。受賞はびっくりです」と喜ぶ。
2人そろっての快挙に、指導する栄養士課程助教の門利恵さんは「十勝の食材の良さ、いいところをうまく引き出せた」と受賞をたたえた。(鈴木裕之)