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帯広児童劇団が30周年公演 「幸せ通り花屋の街角右曲ル」

笑いあり涙ありの舞台を披露した子どもたち

 帯広児童劇団の創立30周年記念公演「ミュージカル 幸せ通り花屋の街角右曲ル」が25、26の両日、帯広市民文化ホールで開かれた。初日は約450人が訪れ、節目を彩る子どもたちの熱演を楽しんだ。

 同劇団は1988年に帯広市児童会館演劇クラブとして発足。毎年秋に公演を重ねている。第32回公演となった今回は、小学2年生から高校3年生までの約20人が出演した。

 「幸せ通り-」は、孤児院育ちから億万長者の会社経営者となったが、宇宙人が化けていた役員の裏切りにあい、一文無しになった男が主人公。再会した孤児院時代の友達と、「幸せ通り-」が住所とされるある場所を目指す。

 出演の子どもたちは、目の見えないヒロイン、侵略者ながらどこか憎めないキャラクターの宇宙人など個性豊かな登場人物を演じきり、来場者から惜しみない拍手を受けた。

 芽室町から家族と一緒に訪れ、初日の公演を見た小寺春さん(10)=芽室小5年=は「出演者の感情のこもった演技が良かった」と話していた。26日は午後3時から上演された。(大木祐介)

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