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日美展受賞作品、文化祭に展示 元本別町収入役の北谷さん

日美展で秀作に輝いた油彩「命の木」と北谷さん

 【本別】油彩を楽しむ「本別一画会」の会員で元町収入役の北谷昇治さん(80)が、今年の全国公募日美展(公益財団法人国際文化カレッジ主催)の絵画部門で秀作を受賞し、11月1日に開幕する町文化祭(中央公民館、3日まで)に受賞作「命の木」を展示する。北谷さんは「命の感動を多くの人に見てもらえれば」と話している。

 日美展は今年から、それぞれ別に実施してきた絵画展と水墨画展を統合し、部門化して開催した。絵画部門は油絵や水彩画、デッサン、パステルなど8部で構成され、計1563点の応募があった。うち秀作は228点。

 北谷さんは毎年のように出品。2011年の部門統合前の日美展では、札幌よさこいチームを描いた作品でも秀作に輝いており、今回は2回目の栄誉となる。

 油彩「命の木」は30号の大作。北谷さんが3年ほど前、胎児の生命を支える母親の胎盤などを解説したNHK番組「人体ミクロの大冒険」に感銘を受け、その構造を大木として表現した作品。血管のような木の枝をつたい、すみずみまで栄養が行き渡る様子とも取れる神秘的な構図だ。

 今年4月の日美展出品に向け、3、4カ月かけて制作、6月に秀作の受賞通知があった。

 北谷さんは「若いころから描きたいと思っていたが、仕事も忙しく、本格的にやり始めたのは定年後、独学ですけどね」と話す。自宅にアトリエを構え、一画会の会員としても活動。今年80歳になるが、なお精力的に描き続けている。(木村仁根)

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