小学校バイキング給食にばんえい十勝と満寿屋商店コラボパン登場
帯広栄小学校(木下剛校長、423人)で2日、6年生59人を対象にバイキング給食が行われ、堆肥や農作物、加工品の循環プロジェクト「ばん馬toきのこto小麦の輪」が作った「うまっしゅパン」が提供された。交流給食会として生産者らも参加し、給食を食べながら児童に十勝の農業などについて説明した。
小麦生産農家から提供された麦わらをばん馬の寝わらに利用し、使用後の麦わらをきのこ作りの堆肥とし、さらに小麦作りの肥料にする循環プロジェクト。出来上がった小麦を製粉し、パンに加工した。
交流給食会では、パン製造の杉山雅則さん(満寿屋商店社長)とマッシュルーム栽培の菊地博さん(鎌田きのこ代表)、小麦を生産した三浦尚史さん(三浦農場、音更)ら関係者5人が、寸劇で循環システムを分かりやすく紹介。児童らはパンやから揚げ、サラダなど20品から各自の皿に盛り付けて食べた。
うまっしゅパンを食べた堀田理来君(12)は「十勝でしかできない作り方ですごい。表面がカリっとして中がやわらかい」と、おいしそうに平らげていた。
市学校給食センターが行うバイキング給食は、7月から帯広小学校などを皮切りに、今年度中に市内の全24校で実施。この日は市内4校で248食を提供した。(折原徹也)